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【スペイン語学校紹介】恋愛が盛ん?メキシコNo.1の評判と知名度を誇る、CEPE(セペ)@メキシコシティ

今回はメキシコシティにあるスペイン語学校CEPE(セペ:Centro de Enseñanza Para Extranjeros)を紹介します。

メキシコのスペイン語学校としては規模も知名度もトップに君臨します。

 

クラスメイトの女の子いわく、CEPEは集まってくるメキシコ人学生とだったり、日本人同士だったりとにかく恋愛が多い、Lugar de Amor(愛が生まれる場所)とのこと。

真相はぜひご自身の目でお確かめください。

 

CEPEってどんなところ?

学生数30万人をほこるマンモス校メキシコ国立自治大学UNAM(ウナム:La Universidad Nacional Autónoma de México)付属の外国人向け語学学校です。

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アクセス

学校はUNAMに併設されており、メキシコシティ南部のCU(セーウー:Ciudad Universitaria)という地域に位置しています。

 

最寄駅はメトロ3番線のCopilcoか、メトロバス1番線のDoctor Gálvezになります。

駅から歩いていて特に危険を感じるエリアではありません。

 

施設紹介

ここで写真と共にCEPEを紹介したいと思います。

 

エントランス。一応看板はあるものの、最初は入口が分かり辛い!

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廊下。学生の頃を思い出して何だかなつかしい気持ちになります。

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掲示板にはCEPE主催の週末旅行や歌サークルの案内が貼ってあります。興味がある方は要チェック。

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売店。カフェテリアも兼ねていて食事も取れます。

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中庭。休み時間には生徒たちの日向ぼっこ&団らんの場になります。独立記念日などイベント時には出店がズラリ。

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他にも図書館やコンピュータ室があり、勉強する上で必要な施設は一通りそろっています。

トイレが汚いのだけは切実に改善してほしい..

 

入学方法

CEPEはセメスター制を導入しており、一年が6つのセメスターに区切られています。

なので、「セメスター途中から一週間だけ授業を取りたい」ということは原則できません。各セメスターの始めから通しで受講することになります。

 

入学するには、セメスター開始前に数日設けられている申し込み期間に直接CEPEに行って手続きを済ませる必要があります。

 

セメスター日程および申し込み期間は以下参照ください。

Centro de Enseñanza Para Extranjeros :: CEPE-UNAM

 

申し込み時には入学費用の支払い、(初回or年初めのみ)学生証用の写真撮影&学生証発行、(初回のみ)レベル分けテスト、授業選択、教科書受け取りを行います。

 

なお、初回は学生証用の写真を撮ったり後述するレベル分けテストがあるため直接学校に行く必要がありますが、次のセメスターからは自身のポータルページからも申し込みできるので、わざわざCEPEに行く必要はありません。

UNAM Cepe - Login - Alumnos

 

ちなみに価格は2018年7月時点でMX$12,050/セメスター(6週間)です。

昔はもっと安かったらしいですが、個人的にはこの金額でもそこまで割高な気はしません。

 

レベル分けテスト

CEPEではスペイン語力に応じて0~8まで9つのレベルにクラスが分かれており、初回の申し込み時にスピーキング、リーディング、ライティングの試験を通して振り分けられます。

 

ちなみに私はメキシコに行く前に日本で1ヶ月スペイン語学校に通った状態で、最初のレベルは4にぶち込まれました。

 

同じクラスの生徒は自分より話せる人ばかりで、私が4なら彼らのレベルは少なくとも5以上だろ!と思ったのですが、どんなに話せても接続法の使い方が怪しければレベル4以下になるみたいです。

 

ちなみにこのときの私のスペイン語力は

  • レベル分けの筆記テストを行う教室に着いたとき、廊下でたむろしていた試験官のおばちゃん軍団の一人に「×▲~※~?」と話しかけられる。
  • 全く意味が分からなかったものの、手を差し出されたのでとりあえず握手したところ軍団に大爆笑される。

くらいのレベルでした。「申し込み用紙を渡せ」と言っていたらしいのですが、当時は全く分かりませんでした。今でもトラウマです。嘘ですが。

 

CEPEの生徒数・国籍比率

セメスターによりますが、大体200人は生徒がいると思われます

UNAMの付属校なだけあって、CEPEも十分マンモス校ですね。

 

国籍の比率は圧倒的にアジア人、中でも日本人が多いです。

 

200人くらい生徒がいるうちの過半数がアジア人、さらにそのうち半分が日本人でしょうか。4人に1人は日本人です。

事前情報がない状態で初日をむかえたとき、あまりの日本人の多さに驚きました

 

他はアメリカ人がまあまあいて、あとはヨーロッパ、ブラジルなど出身地はバラバラです。

 

授業内容・質

授業は全てグループレッスンで、レベル0~8まで分けられたスペイン語の必修クラスに加えて歴史やサルサなど興味に合わせた選択授業が2つまで選べます※

※中々いないとは思いますが、追加料金を払えば3つ以上取れます

 

参考まで、私がレベル4のときの授業はこんな感じでした。

 

月~金 9:00-12:00 スペイン語4

火、木 12:00-14:00 サルサ

月、金 13:00-15:00 メキシコの近現代史

 

サルサの授業は別のクラス・レベルの友達ができやすく、最後に舞台で発表会もあるので思った以上に楽しかったです。

メキシコ人はほぼ全員踊れるので、メキシコ人と夜遊びに行くときにも使えます。

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私はレベル4~8まで合計5セメスター受講しましたが全体的に講師のレベルは高いです。

 

大体のレベルでは午前中に2クラス、午後に1クラスと同じレベルで計3人の講師がいます。

もし最初に取った講師やクラスの雰囲気が自分と合わないと感じても、セメスターはじめの1週間であれば変更可能です。

 

ちなみに、以前紹介したTierras Mayasの校長にCEPEのことを話したら「ワオ!あそこの講師は大卒しかなれないし、メキシコ全土のスペイン語教師の憧れだよ~」と言われました。さすがにそこまでではないだろ、という気はしますが

 

chilango.hatenablog.com

 

クラスの人数は、3人しかいないセメスターもあれば15人以上のときもあり、クラスによってバラバラです。

レベル2~4くらいが教室あたりの生徒数が一番多い印象です。

 

少人数クラスだとたくさん発言できる反面、慣れていないとついていくのが大変なのとずっと少数の同じメンバーだとすぐ飽きてくるので、7~8人くらいの規模がベストだと思います。

 

進級について、レベル分けテストのとき同様各セメスターの終わりにスピーキング、リーディング、ライティングの試験がありそこでの点数と出席点(各セメスターで7回以上休むと進級不可)によって次のセメスターでレベルが1つ上がります。

 

落第した話はあまり聞かないので、普通に授業を理解できていれば問題ないです。

 

おわりに

今回はメキシコシティのスペイン語学校CEPEを紹介しました。

語学学校を回ったわけではないので比較した上でのおすすめはできないのですが、以下の特徴を吟味すべきかと思います。

 

・信頼できる機関で蓄えられたノウハウ

・日本人がとても多いこと

 

一点目に関して、メキシコNo.1の国公立大学であるUNAMの付属校としてこれまで集客し続けてこれただけあり、スペイン語を学習するためのカリキュラムが確立されています。

授業はCEPE独自の教科書を使って進められるのですが、他の語学学校でも同じ教科書を採用しているところがあるようで、CEPEという教育機関への信頼の高さがうかがえます。

 

一方で、小規模な学校特有のアットホームさはないです。

生徒はセメスター毎にどんどん回転していくのみ(この点、Tierras Mayasは小規模ながら送別会をやってくれたり居心地の良さは◎でした)。

 

二点目に関して、つまり日本人の友達や知り合いを増やす機会がとても多く、情報も入って来やすいということですが、これは良し悪しがあり難しいですね。

語学力の上達にも関わってくるので、何を優先させ自分がどういうスタンスを取るのかは事前・留学初期によく考えるべきだと思います。

 

色々と言いましたが、語学力を伸ばす上では語学学校が全てでなく結局は本人次第だと思います!

これからメキシコに来られる方の参考になれば幸いです。

 

おしまい